2019年2月23日(土)

時差ボケしないマウスを開発 京大、遺伝子操作で

2013/10/4付
保存
共有
印刷
その他

京都大の岡村均教授らは、時差ボケをしないマウスをつくることに成功した。遺伝子操作で生体リズムに関係する脳の一部の働きを妨げた。海外旅行や不規則勤務で生じる時差ボケの詳しい仕組みの解明や、時差ボケにならない薬の開発などに役立つと期待している。

研究成果は米科学誌サイエンスに4日掲載される。脳にはほぼ24時間周期の生体リズムをつかさどる視交叉(しこうさ)上核と呼ばれる部分がある。光を認識することで生体リズムを調整している。

研究チームは、この領域で神経伝達物質のやりとりにかかわる2種類の受容体が働かないマウスをつくった。明かりを24時間コントロールできる部屋でこのマウスを飼育。明暗で時差をつくり、時差ボケの度合いを調べた。

受容体が働かないマウスは翌日から順応したが、通常マウスは時差ボケが解消するのに約10日かかった。化合物を投与して今回特定した受容体の働きを妨げたところ、時差ボケを起こしにくくなることも確かめた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報