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スマホ恋愛カードゲーム、女性も魅了 人気声優を起用

(ネット巧者たち)

スマートフォン(スマホ)向けの恋愛カードゲーム「ガールフレンド(仮)」が好調だ。2012年10月の公開後、月間20万~30万人が新規に会員登録している。インターネット上でも話題となり、大ヒット作の目安とされる200万人を突破した。今年8月時点の会員数は280万人に達している。

 ▼ガールフレンド(仮) 高校2年の男子が学園生活で運命の女子を探す設定。女性キャラクターが描かれたカードを集め、ほかのプレーヤーとも戦ったりするゲーム。カードを集めると珍しいカードも入手できる。
開発したサイバーエージェントの横山祐果さん

開発したのはスマホ用ゲーム・交流サービス「Ameba(アメーバ)」を運営するサイバーエージェント。同社はパソコンなどのブログサービスが中心だったアメーバをスマホによるコミュニティーサイトにシフトしている。男性向けのゲーム開発にも力を入れている。

大ヒットした背景には仕掛けがある。それまでのスマホ用のゲームには、登場人物に声をつけたものはなかったが、開発したアメーバ事業本部の横山祐果プロデューサー(28)はそこにチャンスがあると感じた。

「キャラクターが発声すれば、利用者はより感情移入しやすいはず」。かわいらしい女性キャラクターのイラストに声を付けることで、より魅力を高められると見たのだ。

音声をオンにするとキャラクターが声優の声で話す
有名な声優を起用したことがヒットを生んだ

そこでテレビアニメなどで人気の若手声優を80人近く起用。キャラクターも人気声優のイメージなどを反映して設定した。狙いは当たり「ゲーム自体が好きな人だけでなく、それまでゲームをやらなかった声優ファンも多くプレーしてくれている」。

意外な点もあった。ゲームの会員数を性別でみると、男女比は6対4。男性向けのゲームで女性比率が高いのは珍しい。

季節ごとの限定カードを発売し、飽きさせない工夫も凝らすほか、将来は「男性がより楽しめるようにストーリー性をもう少し高めたい」という。

男性向けゲームを女性が開発するのは珍しい。「キャラクターなどは男性の目線よりも中立的に見られるため、いろいろな要素を柔軟に取り入れている」という。幅広い層への浸透の秘訣はそこにもあるようだ。

[日経MJ2013年9月13日付]

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