ハム大手、円安で苦戦 4~6月、プリマはコンビニで稼ぐ

2013/8/20付
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ハム・ソーセージ大手が円安による原材料高などで苦戦するなか、プリマハムの好調が目立っている。海外から輸入する製品や包装材料の価格が上昇し、大手各社は2013年4~6月期連結決算で、営業利益が大きく減った。半面、プリマハムはコンビニ向け総菜事業が好調で利益を伸ばした。

プリマハムの4~6月期の営業利益は17億円と、前年同期に比べ9%増えた。同業他社に先駆けて取り組むコンビニ向け総菜事業が伸びた。子会社のプライムデリカはセブン―イレブン・ジャパンを主要顧客に、調理パンやサラダなどの総菜やデザートを製造する。セブンイレブンの出店が高ペースで進んでおり、収益が拡大している。

ハム・ソーセージや食肉など加工食品の環境は厳しい。最大手の日本ハムは4~6月期の営業利益が前年同期に比べ13%減った。円安による原材料や包材価格の上昇を補えず、加工食品の営業利益が前年同期比73%減の5億円弱となったことが響いた。

加工食品への依存度が高い伊藤ハムや丸大食品も、4~6月期の連結営業利益が大幅に減った。

各社は7月以降、価格の引き上げや内容量を減らす実質値上げを実施しており、今後の採算改善を見込む。4~6月期に利益を落とした会社でも、通期の業績予想を据え置いている。ただ「値上げが浸透するのは9月以降。原料価格が高止まりしており、予想の達成は難しいのではないか」(国内証券アナリスト)との声も聞かれる。

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