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最年少の小5男児「戦争はいいことない」 戦没者追悼式

最年少の横浜市戸塚区に住む小学5年の中島馨(けい)君(10)は、祖母のさえ子さん(73)、いとこの里咲さん(15)、里菜さん(13)と一緒に初めて参列。「戦争は勝った国にも負けた国にもいいことはない。戦って死んだ人がいたら家族が悲しむ」と、亡くなった曽祖父の遺影を抱き、式場に入った。

教師だった曽祖父の石井吉三さんは1945年3月、通信兵として満州(現中国東北部)に派遣された。現地で終戦を迎え、ソ連(現ロシア)のシベリアの収容所に送られ、森林伐採などに従事。飢えと寒さで46年1月に34歳の若さで亡くなった。

馨君が参列したのは、小学3年の時に国語の授業で、戦争を描いた童話「ちいちゃんのかげおくり」を読んだのがきっかけ。さえ子さんに戦争の話を聞き、吉三さんが抑留死していたと知った。「何もなければ、ひいおじいちゃんは普通に日本で暮らしていたのに……」。例年はテレビで見る追悼式に出たいと自ら希望した。

さえ子さんは馨君に、ソ連に抑留された日本人がどんな生活を強いられたかを教えている。「戦争をしなかったから、この68年は平和な時代を過ごせた」。戦争を知る世代として馨君ら孫に絵本を読み聞かせ、平和の尊さを伝えている。

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