岡山で「ジーンズソムリエ」創設 地場産業を活性化
岡山県アパレル工業組合(岡山県倉敷市)と県などが出資する第三セクター「倉敷ファッションセンター」(同)は、ジーンズの専門知識を持つ人材を育てるため「ジーンズソムリエ」の資格認定制度を今年度から創設する。東京、大阪、岡山の3会場で資格試験を実施。岡山の地場産業であるジーンズ市場の活性化につなげる。
受験者として百貨店の販売員やメーカーの企画担当者などを想定。素材や縫製、加工、小売りなどジーンズ全般に関して幅広い知識を問う。
9月2日~10月15日に申し込みを受け付け、事前に配るテキストを基に出題する。受験料は7900円で、試験日は11月14日。来年1月に合格者に対して認定証の授与式を開く。
初回は岡山県が事業費約1000万円を拠出する。国産ジーンズは岡山が発祥とされるが、近年は低価格衣料店の台頭などで市場は縮小傾向が続いている。県では「プロフェッショナルな人材を育成し、岡山ジーンズの魅力を全国に発信してもらえたら」(産業振興課)と資格制度の効果に期待している。