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コメ余剰感、一段と強く 価格高止まりで消費低迷

コメの余剰感が一段と強まっている。農林水産省が9日発表した「米に関するマンスリーレポート」によると、卸会社などが抱えている流通在庫は6月末で36万トンと前年同期に比べて33%多い。価格の高止まりでコメの消費が低迷し、一般家庭や外食・中食業者の需要が伸び悩んでいることが響いた。

コメの流通業者や生産者の需給判断を示すDI(0~100)は7月の調査時点で20となり、前の月に比べて7ポイント下がった。DIは数値が小さいほど需給が緩んでいることを示す。7月のDIは2011年5月の調査開始以来、最低の数字。向こう3カ月間の予想値も20にとどまり、供給過剰の状態は長引くとの見方が多い。

余剰感が一段と強まっているのは在庫の多さに加えて、13年産米の生育が比較的順調に進んでいることが背景にある。民間調査会社の米穀データバンク(東京・千代田)は13年産の作況指数を「平年並み」の100と予測。全国農業協同組合連合会(全農)も「生育はおおむね順調」とみており、供給量は今年も十分確保できそうだとの観測が強まっている。

市場には既に宮崎産コシヒカリなどの早場米が出回っているが、12年産米の在庫が大量に残っているため「小売側は新米の販売よりも、特売などを通じて12年産米の在庫処理を急ぎたいとの姿勢が強い」(大手コメ卸)という。

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