徳島地域エネルギー、寄付金で太陽光発電所 収益は農業振興に

2013/8/1付
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再生可能エネルギーの普及活動を進める一般社団法人徳島地域エネルギー(徳島市)は個人からの寄付金を活用した太陽光発電所を、2014年1月に徳島県佐那河内村で稼働する。村や農業団体などと発電所の運営協議会を作り、発電収益を地域の農業振興と環境保全に使うことを検討する。寄付金を活用した新たな地域振興策として、他地域でも同様の手法を提案していく。

事業主体の佐那河内みつばちソーラー発電所を6月、同村に設立した。資本金は50万円で、このうち48万円を徳島地域エネルギーが、2万円を社長に就任した元県職員の藤原俊信氏がそれぞれ出資した。

村有地約3千平方メートルを賃借し、出力125キロワットの太陽光発電所を建設する。投資額は約4千万円。このうち300万円を目標に一口1万円で個人から寄付金を集める。募集期間は8月1日から9月末まで。寄付金額に応じ、スダチなど同村の農産物を寄付者に贈り、農業振興にもつなげる。残りの建設費は地元金融機関からの借り入れなどで賄う。

発電した電力は固定価格買い取り制度を活用し、全量を四国電力に売却する。

徳島地域エネルギーは食品加工のきとうむら(徳島県那賀町)が主体となり7月に設立した太陽光発電所運営のゆずの里発電所(同)でも、投資額の1割に当たる1500万円の寄付金募集などを支援する。鳴門市、吉野川市、牟岐町、勝浦町で地元企業などが主体となり、寄付金を集めて太陽光発電所を建設し、発電収益を地域振興に充てる事業の実現を目指している。徳島地域エネルギーはこれらの発電所の維持管理を受託する見通しだ。

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