2019年1月24日(木)

東京の終電延長へ、地下鉄も深夜1時前まで 国交省・都が表明

2013/7/30付
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東京都、東京メトロ、国土交通省が30日開いた「東京の地下鉄の運営改革会議」の初会合で、終電時間の繰り下げなどの検討が始まった。JR山手線などにあわせて深夜1時近くまで地下鉄の終電が延長されれば、新宿や上野などターミナル駅の利便性が向上しそうだ。ただ、地下鉄トンネルの保守点検時間を深夜に十分確保することなど課題は残る。

東京メトロと都営地下鉄の終電を延長し、JRや私鉄の終電時刻との差を縮めることを検討する。「特にJRの終電との時間差が大きい」(東京メトロ)とみている。

例えば新宿駅ではJR中央・総武線の三鷹方面行きの終電時刻は午前1時1分。山手線は内回り外回りとも午前1時0分発が最終だ。一方で都心方面から地下鉄が新宿駅に到着するのは、都営新宿線が午前0時40分、丸ノ内線が午前0時39分。JRに比べやや早い。

しかし地下鉄は終電から始発までの深夜時間帯に、トンネルや設備の保守点検・修繕をしている。30日の会合でも「安全を確保しながら進めることが重要」(東京都)との声も上がった。両者は保守点検の業務時間を短縮できるか検証しながら、慎重に終電延長の可能性を探る。

乗り継ぎ運賃の割引の拡大も検討する。都営とメトロを乗り継いだ場合は現在、両線の運賃の合計から70円割り引いている。ただ、割引を10円増やして80円にすると、両者はそれぞれ5億円程度の減収になる。

これらの検討課題については「今年度中に具体的な方策を固める」(国交省)と説明したが、終電繰り下げなどの実施時期は明言しなかった。とりわけ乗り継ぎ運賃の割引拡大は「経営への影響を十分に考慮する必要がある」(メトロ)との声があり、慎重に判断するもようだ。

一方、先行して実現するサービス改善策として、互いのホームを通過して出入り口を利用できる「改札通過サービス」の駅を追加することを決めた。9月27日から六本木駅で、今年度末から門前仲町駅で実施する。

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