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オタフクソース、アジア展開加速 中国・青島工場が9月稼働

オタフクソース(広島市)は海外展開を加速する。中国・青島で初の海外工場を9月に稼働し、現地で需要が高まる業務用お好み焼きソースを生産。来年以降にタイなどへの輸出も計画し、アジア全域に供給する。米国でも新工場を今秋稼働する予定。人口減などで日本では市場縮小が見込まれるなか、海外をテコに5年後にグループ売上高で現在の15%増の250億円を目指す。

新工場の概要は23日発表した。昨年2月に同社の全額出資で設立した現地法人「大多福食品」が運営する。敷地面積は2万平方メートルで、第1期工事として建物面積が5400平方メートルの建屋を建設した。投資額は機械設備を含め7億円。

時期は未定だが第2期工事として7000平方メートルの建屋増設も検討している。お好み焼きの作り方を現地の販売業者などに指導する研修施設も併設する。オタフクからの出向者が3人、現地で14人を採用する。

業務用のお好み焼きソースのほか、焼きそばやたこ焼き、とんかつ向けなど各種ソースを年間300万リットル生産する。品質は国内と同水準を保ち、味付けは現地向けに改良する。将来は小売店向け商品も手掛ける。

中国では日系のスーパーやコンビニエンスストア、外食企業の進出が相次ぐ。日本食人気で、こうした店舗で提供するお好み焼きやたこ焼きへの知名度が高まり、本格的な調味料の需要が伸びると判断した。

日本の食品メーカーではキッコーマンや味の素がいち早く中国に進出したが、最近は人件費の安い東南アジア諸国連合(ASEAN)への生産移転の動きも目立つ。佐々木茂喜社長は「日本で培ってきた機械化、省人化技術に力点を置く」と述べ、「人脈がありいい人材もそろった」ことを中国進出の理由とした。

同社は日本国内では、業務的向け商品で需要を広げた上で、小売店向けやご当地商品の販売につなげており、海外でも同様の手法で市場を開拓していく考えだ。

同社を含むお多福グループの2012年9月期の売上高は218億円で海外売上高は5億5000万円。5年後に米国、中国だけでそれぞれ10億円の売上高を目指す。

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