平泉、にぎわい正念場 世界遺産登録2周年
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平安末期に奥州藤原氏が築いた遺跡群「平泉」(岩手県平泉町)は国内12番目の世界文化遺産登録からちょうど2年を迎えた。2011年の東日本大震災直後の登録で、復興のシンボルとしても話題となり多くの観光客を集めたが、現在は一段落しつつある。息の長い集客につなげようと地域が一丸となった取り組みが続いている。
6月下旬、中尊寺金色堂に向かう表参道の「月見坂」を訪れると、静まりかえった杉並木の途中で、古都ひ...
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