県警作成の暴力団資料押収 静岡地検事務官の漏洩事件

2013/6/20付
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同居相手らの働き掛けを受け、暴力団幹部に捜査情報を漏洩したとして国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された静岡地検の検察事務官、鈴木美穂容疑者(30)の関係先の家宅捜索で、静岡県警が県内の暴力団についてまとめたチャート図の写しが見つかり、県警が押収していたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査の手の内が暴力団側に流れていた疑いがあり、県警は美穂容疑者が担当者でないのにチャート図を入手した経緯や動機を調べている。

捜査関係者によると、県警が3月13日に、美穂容疑者の関係先の家宅捜索で発見した。県内に本拠を置く指定暴力団山口組系暴力団の組織や、構成員の情報をまとめたもので、県警が地検に提出したものという。受付業務を担当していた美穂容疑者が複写した可能性がある。

県警によると、美穂容疑者が捜査情報を閲覧できる検察情報システムの管理を担当していたことも判明。同法違反(唆し)の疑いで逮捕した同居相手の建設業、鈴木明容疑者(38)や山口組系組幹部、坂井誠容疑者(39)の要望を受け、多くの捜査情報が漏洩していた疑いがある。

地検によると、美穂容疑者は家宅捜索以降、業務から外されている。過去に処分歴はなく、問題がある職員とは認識されていなかった。〔共同〕

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