大阪大学、認知機能の低下まねく遺伝子特定

2013/6/17付
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大阪大学の橋本亮太准教授らは統合失調症患者にみられる集中力や記憶力の低下をまねく遺伝子を突き止めた。脳内で働く酵素「DEGS2」の遺伝子で、遺伝子配列のわずかな違いで認知機能が大きく下がる例があった。患者の症状改善の足がかりになる成果だ。

統合失調症は幻覚や妄想、意欲低下のほか認知機能障害も表れる。研究チームは患者166人の血液を採取し、遺伝情報を調べた。認知機能は漢字の読み方を答えるテストなどで調べるとともに、発症前の状態も推定した。

データ解析から、DEGS2遺伝子の違いである一塩基多型(SNP)と認知機能障害が関係していた。SNPにより、障害の程度が約2倍異なっていた。病気の発症との関係は見つからなかった。認知機能障害は統合失調症患者の社会復帰の大きな壁になっているという。

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