犠牲者鎮魂の黙とう 岩手・宮城内陸地震から5年

2013/6/14付
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岩手・宮城内陸地震から5年、土石流で7人が犠牲になった「駒の湯温泉」跡地で慰霊碑に花を手向ける遺族ら(14日、宮城県栗原市)=共同

岩手・宮城内陸地震から5年、土石流で7人が犠牲になった「駒の湯温泉」跡地で慰霊碑に花を手向ける遺族ら(14日、宮城県栗原市)=共同

23人の死者・行方不明者を出した2008年の岩手・宮城内陸地震から、14日で5年を迎えた。大きな被害を受けた宮城県栗原市では地震発生時刻の午前8時43分、サイレンに合わせて市民らが黙とうした。同市花山地区にある慰霊碑には遺族のほか、佐藤勇栗原市長も訪問。花を手向けて犠牲者の冥福を祈った。

弟の森正弘さん(当時61)を亡くした仙台市の伊藤千秋さん(70)は「毎年ここに来ると、笑顔の正弘が目に浮かんで涙が出る。残された妹と、彼の分まで精いっぱい生きたい」と話した。

岩手・宮城内陸地震はマグニチュード(M)7.2で、栗原市と岩手県奥州市で震度6強の揺れを観測。内閣府によると、宮城県で18人、岩手、秋田両県で各2人、福島県で1人が死亡・行方不明となった。

午後には、地震による土石流で建物が全壊、7人が犠牲となった栗原市の旅館「駒の湯温泉」跡地で、遺族らが出席して慰霊祭が行われる。

岩手県一関市では、地震で崩落した祭畤大橋(元の長さ約95メートル)などを地元の市立本寺小学校の児童が見学。橋は一部が保存されており、児童は落下して鋼材が折れ曲がった様子に驚いていた。6年の佐藤匠君(11)は「地震はあまり覚えていないけど、『もし、そこにいたら』と考えたらぞっとした」と話した。〔共同〕

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