2018年11月16日(金)

住宅ローン金利上昇 「固定」の借り時を逃すな

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2013/6/8 7:00
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住宅ローンを借りるとき、気になるのは金利だ。現在は空前の低水準だけに、将来上がる可能性は高い。固定金利で借りるか、半年ごとに変わる変動金利を選ぶか。その判断は総返済額に影響する。それぞれの特徴を知り、自分にあった借り方をしよう。

「変動金利で大丈夫?」。埼玉県の主婦、Aさん(39)は悩んでいる。5000万円の住宅ローンを組み、都心近くのマンションを買う予定。会社員の夫(40)はより低利の変動金利で借りて、金利が上がりそうになったら固定金利に変える考え。でもAさんは「そんなにうまく変えられるか。想定を超えた金利になったら返済が不安」と話す。

■難しい乗り換え

金利選びの相談が増えている

金利選びの相談が増えている

住宅ローンの金利は、短期金利の動向に応じて、半年ごとに変わる変動金利と、借り入れ当初の金利が続く固定金利、一定期間後に固定から原則、変動金利になる「固定金利特約」の3タイプ(図A)がある。変動金利は固定金利より低く、借り入れ当初はより多くの元本を返済できる。ただし、金利が上昇すると利息の負担が増える。一方、固定金利は当初の利息負担がより重いが、返済終了まで同じ金利なので、安定的に返しやすい。

借り手はどのタイプを選んでいるか。大手行の場合、住宅ローン貸出額の7~8割が変動金利。現在の金利は年1%弱で、月々の返済負担が軽いため人気がある(表B)。途中で金利が上がりそうになったら固定金利に乗り換えようと考える人も多いようだ。

だが、ファイナンシャルプランナー(FP)の深田晶恵さんは「固定金利にうまく乗り換えるのは難しい」と警告する。変動金利に比べ、固定金利は動きが速いからだ。

実際、日銀が4月に金融緩和に踏み切った後、住宅ローンの固定金利はいち早く上昇し始めた。三井住友など大手行の10年固定金利(最優遇)は6月に1.6%になった。4月以降、0.25%の上昇だ。一方、変動金利は0.875%のまま。変動金利が上がり、タイプを変えようとするときに、固定金利はもっと上がっている可能性がある。

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