2018年12月10日(月)

富山地鉄、観光列車を今夏投入 新幹線開業にらむ

2013/5/27付
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富山地方鉄道(富山市)は27日、鉄道事業で中古の2階建て車両を今夏、導入し、新たな観光列車を運行する方針を明らかにした。同日記者会見した桑名博勝会長は「お盆前の運行を目指している」と話した。また2013年12月の開業を目指し、地鉄本線に新駅を設置することも表明した。北陸新幹線開業をにらみ、地域路線の活性化策を加速させる。

導入する2階建ての観光列車の投入費用は富山県の13年度事業「富山地鉄新幹線2次交通活性化事業」の補助金の対象となる。

対象の車両詳細は明らかにしていない。富山地鉄では11年12月に西武鉄道のレッドアロー号の内外装を改装し、観光列車「アルプスエキスプレス」として運行している。観光列車を拡充し、客単価が高い観光客の利用増を目指す。

また地鉄本線の新駅は相ノ木―上市間に設置する方針。地元の要望が強かった。開業まで2年を切った北陸新幹線をにらみ、駅の改装や乗換駅の整備も加速させる。

同日発表した12年度の鉄道・軌道事業の旅客数は前年度比1%増の956万人だった。路面電車を除く鉄道路線は2%増の534万人だった。立山黒部アルペンルートの玄関口となる立山駅の利用は前年度比7%増えた。立山黒部アルペンルートの入り込み客数は2年連続で100万人を下回ったが、富山地鉄は「団体主体の旅行から個人・グループへのシフトがみられ、鉄道を利用した立山方面への利用が増えた」と分析する。

一方、北陸鉄道(金沢市)の浅野川線(内灘―北鉄金沢)の12年度の旅客数は前年度比3万9000人増の146万4000人と4年ぶりに前年を上回った。内灘からの始発電車をJR金沢駅から東京に向かう特急「はくたか」の始発に間に合わせたことなどが奏功したという。石川線(野町―鶴来)は8000人減の116万5000人で2年連続の減少だった。

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