村上文学に寄り添う音楽 ジャンルそれぞれに役割
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村上春樹の新作小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」に出てくる音楽に注目が集まっている。4年前に刊行された長編小説「1Q84」と同様、今回登場するフランツ・リストの「巡礼の年」のCDも異例の売れ行きを記録。音楽が村上作品の中で果たす役割を巡る議論も活発だ。
東京・渋谷のタワーレコード渋谷店。3カ所に「村上春樹コーナー」が設けられた。新作の発行部数が発売7日で100万部に達するなか、そこに...
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