阪大、痛風に伴う炎症の仕組み解明

2013/3/18付
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大阪大学の審良静男教授と斎藤達哉准教授らは痛風に伴う炎症が起こる仕組みを解明した。体内の反応経路が判明し、複数の鍵となる物質も分かった。現行の治療薬は炎症を抑えられるが、多く服用すると下痢などが起こる。より副作用を抑えた新薬の開発に役立つ成果で、米科学誌ネイチャー・イミュノロジー(電子版)に発表した。

痛風は栄養の取りすぎなどが原因で発症する。体内にたまる尿酸の結晶を掃除役の細胞が食べ、細胞内の微小器官が壊れて強い炎症が起こる。関連物質はいくつか判明しているが、炎症の詳しい仕組みは不明だった。

研究チームは酵素「SIRT2」に炎症を抑える役割があり、この活動が低下すると炎症につながることを見つけた。細胞内の微小器官が傷つくと酵素の働きを促す物質が減るという。細胞実験でSIRT2を抑えると、炎症を促す物質は1.5倍以上に増えた。

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