2019年5月26日(日)

愛知の私大、都心へ 名城大など新キャンパス

2013/3/16付
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名古屋市内が私立大学の新キャンパス開設ラッシュを迎えている。名城大学はナゴヤドーム近くの倉庫跡地を日本たばこ産業(JT)から約80億円で買収。2016年4月にオープンする。愛知学院大学が来年4月に名城公園近くに新設するほか、愛知大学は昨年、名古屋駅近くに拠点を設けた。学生獲得に向け、利便性の高い「都心」に軸足を移す動きが続きそうだ。

名城大の新キャンパス用地は約1万8000平方メートル。1学年あたり130人程度の外国語学部(英語学科)を新設する。人文科学系の拡充で、現在20%台半ばの女子学生の比率を引き上げる。

手狭な天白キャンパス(名古屋市天白区)などから既存の学部・学科の一部も移転させ、約3000人を収容する。定員の見直しなどで、学生の総数は1万6000人規模の現状を維持する。

15日に記者会見した小瀬輝夫常勤理事は「今から名古屋市外にキャンパスを新設しても学生を集めにくい。地下鉄名城線内で場所を探し、ようやく、うってつけの土地が見つかった」と話す。

少子化が進むなか、私大は志願者や入学者の確保に向け、キャンパスの整備を急いでいる。

愛知大は昨年4月、名古屋駅のそばで再開発が進む「ささしまライブ24地区」に新キャンパスを開いた。愛知県みよし市の旧キャンパスなどから5学部を移転した。「受験者数は集計中だが、昨年より増えたことは間違いない」(広報課)

中部の学生は自宅から通う比率が高く、名古屋駅から歩いて通える点も評価されたようだ。

愛知学院大は来春、名城公園近くに新キャンパスを設ける。2年生以上を対象に専門教育を手がける計画。愛知県日進市にある商学部と経営学部を移すほか、今春に新設する経済学部も置く。

文部科学省によると中部3県(愛知、岐阜、三重)の大学数は12年度に71校と、10年前の65校から約1割増えた。13年度には認可問題で注目された岡崎女子大学が開校するなど、少子化でも大学の増加が続く見通し。高校生の進学志願率の伸びは10年度で頭打ちとなっており、学生確保に向けた大学間の競争はより厳しくなりそうだ。

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