2019年6月26日(水)

水力発電の電気 東京都、新電力に売電

2013/3/15付
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東京都は15日、都が持つ水力発電所の電気の売却先を新電力(特定規模電気事業者)のエフパワー(東京・品川)に決定した。契約期間は4月1日から2年。東京電力に売る10年間の長期契約を見直し、新電力を育成する。今後は契約解除に伴い、東電が求めている補償金を都が負担するかが焦点となる。

猪瀬直樹知事が15日の記者会見で発表した。売電対象となるのは、多摩川第1発電所(奥多摩町)、多摩川第3発電所(青梅市)、白丸発電所(奥多摩町)の全3水力発電所の発電分。最大出力は計3万6500キロワット。売却単価は1キロワット時あたり14.5円で、年間売却収入は約17億円となる。

競争入札に9社が参加した。現在の東電への売却単価は1キロワット時あたり約9円で、年間売却収入は約10億円。都の売電収入は7割増となる計算だ。猪瀬知事は「コンビニエンスストア440店分の電気を新電力を通じて供給し、電力市場の活性化に取り組む」と述べた。

東電は都との契約解除に伴い、52億円の補償金の支払いを求めていた。猪瀬知事は15日の記者会見で、要請金額を「法外」と反発。一方で「合理的なものであれば、真摯に話し合って解決することはできる」と述べ、今後の協議で解決する姿勢を示した。都と東電は補償金のあり方を巡って、民事調停を東京簡裁に申し立てることを検討中だ。

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