東芝、福島原発向け遠隔除染ロボを公開 18日から試験運用

2013/2/15付
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東芝は15日、経済産業省と協力して開発した福島第1原子力発電所向けの「遠隔除染ロボット」を公開した。ドライアイス製の微細な粒子を高圧力で吹き付け、放射性物質に汚染された床や壁を除染する。今月18日から福島第2原発で試験運用に入る。課題を点検・改良の後、今夏にも第1原発で除染作業を始める。

東芝が福島原発向け「遠隔除染ロボ」を公開。ドライアイスの粒子を吹き付け、床や壁を除染する(15日、横浜市)

ロボット開発は、福島第1原発の廃炉に向けた作業の一環。昨年の国の公募に寄せられた150以上の除染技術を東芝が比較・検討し、汚染物質が降り積もったり、汚染水にさらされて乾燥したりした場所に有効な手法を確立したという。

可動式アームがドライアイスを吹き付けながら動き、1時間に最高2平方メートルの速度で除染する。ドライアイスを吹き付ける衝撃や、ドライアイスが気体の二酸化炭素ガスに昇華する際の膨張力を生かし、床表面を除染する。除染時に発生する汚染物質は、掃除機の要領で同時回収する。

遠隔除染の範囲を建屋1階の床や壁だけでなく、2階以上の上層階にも広げることなどが今後の課題になる。

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