2019年2月19日(火)

蘇我馬子邸は宮殿並み 奈良、塀跡?大型柱穴見つかる

2013/2/9付
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飛鳥時代の大豪族蘇我馬子(生年不明~626年)の邸宅とみられる建物群跡が確認された奈良県明日香村の島庄遺跡で、塀跡とみられる大型柱穴列が見つかっていたことが9日、分かった。2011、12年に村教育委員会が調査していた。

この遺跡で建物群跡のものとみられる7世紀前半の塀跡が見つかったのは初めて。調査した西光慎治主任技師は「柱穴の一辺が1メートル以上あり、宮殿クラスの規模といえる。立派な塀で囲われた邸宅だったのではないか」としており、天皇をしのぐ権勢を誇ったとされる馬子の邸宅規模を探る貴重な手掛かりになりそうだ。

柱穴は8基で、馬子が住んだ正殿とされる大型建物跡の西80メートルで見つかった。柱を直接地中に埋める掘っ立て柱式で、柱穴は一辺が約1.3メートルの方形。2.1~2.4メートル間隔で並び、直径30~40センチの柱が立っていたとみられる。塀全体の長さは不明だが、南北16メートル分を確認した。

04年の調査で見つかった馬子邸とみられる建物跡3棟と平行に並んでおり、一連の施設として造られたらしい。

日本書紀によると、馬子邸は飛鳥川の近くにあり、庭には池があったとされる。今回の調査地は飛鳥川の東に広がる遺跡の一角で、馬子の墓とされる石舞台古墳の西約250メートル。近くでは7世紀前半の方形池の跡も見つかっている。〔共同〕

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