水銀灯代替の天井用LED照明 ジーニア&アーレイ鳥取が開発
発光ダイオード(LED)商品を開発・販売するジーニア&アーレイ鳥取(鳥取市)は、水銀灯に代わる天井用LED照明を開発した。水銀灯に比べ消費電力を約60%低減でき、耐用時間も約4倍になる。天井が高い体育館や工場などでの利用を見込んでおり、3月にも鳥取市内の協力工場で生産を始める。
LED照明は光源となるLEDモジュールを独自の技術でアルミ基板に装着した。消費電力は180ワットと、体育館や工場などで使われる一般的な水銀灯の400ワットの40%程度になる。
耐用時間は約5万時間以上で「1万2000時間といわれる水銀灯よりも長寿命」(同社)という。設置場所に合わせて光の色が選べるほか、笠も4種を用意した。
設計・開発と販売を同社が手掛け、生産は協力工場に委託する。まず高天井の施設を持つ県内の小中学校や企業などからの受注を狙う。初年度は300~500台の生産を見込んでいる。
今後、競技場向けなど製品の幅を広げていく方針で、インドネシアなど東南アジアの協力工場へ基幹部品を供給し、現地生産も検討する。