2019年1月16日(水)

最古級、原人の石おの エチオピア南部の遺跡で発見

2013/1/29付
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エチオピア南部の遺跡から、175万年前に原人ホモ・エレクトスが手に持って使ったとみられる鋭利な石器で、最古級の「握斧(あくふ)」を発見したと、日本とエチオピアの合同調査隊チームが、28日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

この遺跡からは、ほかにも85万年前までの90万年間にわたる大量の握斧が出土。時代とともに形状や加工法が洗練されていく様子がうかがえるといい、初期人類の行動の進化を知る手掛かりと期待される。

チームはケニア国境に近いコンソ遺跡から打製石器約350個を発見、うち4個が175万年前の握斧と判明した。全長約16センチで、石を割って剥がれた薄片を、さらに形を整えて作ったとみられる。ただ形状は分厚く、刃の部分もぎざぎざで、3個は片面だけしか加工されていなかった。

これらに比べ新しい時代の握斧は、両面が丁寧に加工され、刃が薄く真っすぐになっていた。85万年前には、刃の加工により手間をかけるようになった跡が見られた。

握斧は動物の解体などに使われたとみられ、ケニアで176万年前のものが発見されている。

チームの諏訪元・東大教授(形態人類学)は「85万~100万年前ごろに(石器を作る)技術革新があった可能性がある」と話している。〔共同〕

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