2018年11月17日(土)

アクアラインマラソン、経済波及効果15億円

2013/1/26付
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海上の高速道路を1万4000人が走った「ちばアクアラインマラソン」=写真。千葉県は25日、同大会の経済波及効果が15億1000万円に達したとの推計をまとめた。6時間に及ぶ通行止めでマイナスの影響も発生したとみる。結果を検証して今後の開催の可否を決めるが、2013年度は「スケジュール的に難しい」(県教育庁体育課)として開催を見送る方針だ。

アクアラインマラソンは、昨年10月21日に初めて開いた森田健作知事肝煎りの催しだ。参加者の半数は県外からの来訪者が占めた。大会による需要増加額は14億7900万円。警備や広報イベントに5億円弱の事業費をかけたほか、参加したランナーや応援者が食事や宿泊などで10億円弱を消費したとみる。経済波及効果は沿道の応援者が31万人と予想を上回ったため、当初想定より5割多い規模となった。

マイナスの経済効果もあった。大会当日は午前8時から6時間、東京湾アクアラインが通行止めになった。県は大会がなければ訪れていた観光客の消費分を8600万円と見積もった。

海上にかけられた橋の上を走るため、開催日は比較的風が強くない10月に決めた。ただこの時期の休日は、ゴルフ場などの観光施設にとっては利用者の多い時期。県内のゴルフ場関係者からは「1年で最も書き入れ時の日なのに」と嘆く声も聞かれた。

運営上の課題も残る。県は高速上の電波の弱さで連絡体制が十分に整わなかったことなどをあげ「ノウハウ・人員・予算運用面で多くの課題があることが明確になった」とした。大会当日の気温が高く、未経験ランナーが多かったことから救護を受ける人が続出。完走率が74%と低かった。ただ開催後の参加者アンケートでは次回大会に参加したいとの回答が完走者で85%、棄権者でも81%に達した。

県は3月にも実行委員会の総会を開き、今後の方針を審議する。

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