福山商議所会頭、路線バス事業「市場原理を超えている」

2013/1/25付
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福山商工会議所(広島県福山市)の林克士会頭は24日の記者会見で、全国で8割が赤字とされる地方の路線バス事業について、「事業者間の競争は成り立たず、もはや市場原理を超えている」と述べた。今後も路線を維持するには、「事業者と国、県、地元自治体に利用者である住民を加えて議論する必要がある」との見方を示した。

林会頭は同市で路線バスを運行する鞆鉄道(同)の会長。同市では昨年10月、岡山県笠岡市などと路線バスを運行する井笠鉄道が経営破綻し、9月末まで中国バス(同)による暫定運行が続く。福山市は6月末までに10月以降の運行形態を詰める意向だが、具体策は見えていない。

林会頭は「バス事業者への補助金は赤字を埋めるだけで経営の助けにはならない」と指摘。過疎地の足を守るのか、高齢者の都心部への移住を促すのかなど「新たな角度から、公共交通に対する基本姿勢を変更する時期に来ている」と国や県、地元自治体の大胆な路線変更の必要性を訴えた。

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