TPPは「商機」果敢に攻め 中小、海外で腕試し
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4日に公示された衆院選では環太平洋経済連携協定(TPP)への参加の是非が争点の一つだ。国論が二分するなか、首都圏の有力な中小製造事業者や農業生産者はTPPを商機ととらえる向きが多い。貿易自由化の流れの中で果敢に海外戦略を打ち出そうとする経営者の姿に、地場産業振興の糸口が垣間見える。
「世界でどれだけ当社の技術が通用するか試してみたい」。金属加工業、浜野製作所(東京・墨田)の浜野慶一社 長は衆院選後...
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