酒類販売、世界で逆風 WHOが消費削減目標
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【ジュネーブ=原克彦】世界で酒類の販売に逆風が強まっている。世界保健機関(WHO)はアルコールによる健康被害を減らすため、加盟各国の消費量1割削減など数値目標を設ける。ロシアは販売規制の対象品目を増やし、フランスは財政再建に向けてビールの酒税を大幅に引き上げる方針だ。今後、酒類大手の収益を圧迫する要因となりそうだ。
WHOはがんや心疾患など「非感染症」の予防策として、喫煙者や運動不足の人を減らす...
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