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史上最高の「金権選挙」 激戦反映、疑問の声も

【ワシントン=共同】6日投開票の米大統領選・議会選などで各候補が集めた政治資金は60億ドル(約4800億円)と、過去最高額を大幅に上回り「史上最も金のかかる選挙」になったもようだ。接戦の反映ともいえるが、一段と激しさを増す"金権選挙"に有権者から疑問の声も出ている。

政治資金監視団体センター・フォー・レスポンシブ・ポリティクスによると、60億ドルの支出はこれまでの最高額を7億ドル更新する。

最大の要因は2010年の連邦最高裁判決によって、無制限に献金を集めることが認められた「特別政治活動委員会(スーパーPAC)」。表向きは党や候補と関係のない「勝手連」だが、実際には特定の候補を支援し、資金力にものをいわせて対立候補を容赦なくたたくCMの大量放映に威力を発揮した。

草の根の個人献金を得意としたオバマ大統領に対し、共和党のロムニー候補が活用。選挙戦当初はスーパーPACと距離を置いていたオバマ陣営も、2月には一部の批判をよそに「解禁」した。

政治専門サイト「ポリティコ」によると、スーパーPACが選挙戦に投入した資金は10月だけで5億ドルを突破した。

共和党系ではブッシュ前大統領の元側近カール・ローブ氏が支援する団体を筆頭に、上位3団体が約5千万~7千万ドルを支出。民主党系も映画監督スティーブン・スピルバーグ氏や著名投資家ジョージ・ソロス氏が資金を提供する団体が3千万ドル以上を出した。

巨額の選挙マネーは「(10月末に米東海岸を襲った)ハリケーンの被災者支援に充てられるべきだ」との声も有権者の間で上がっている。

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