2018年10月18日(木)

水面移動の微小機械 京大など開発、水はじく物質放出

2012/10/29付
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京都大学の北川進教授は米ニューヨーク市立大学ハンター校の松井宏教授と共同で、水をはじく化学物質を放出しながら水面を移動する微小機械を開発した。特殊な結晶でできており、全体の大きさは約5ミリメートル角。研究成果は英科学誌ネイチャー・マテリアルズ(電子版)に掲載された。

微小機械は0.7ナノ(ナノは10億分の1)メートル角の立方体が整然と並んだ多孔性金属錯体で組み立てた。水をはじく疎水性がある「ジフェニルアラニン」という物質を内部に詰め込んだ。

実験では立方体を溶かす物質を混ぜた溶液に入れた。内部から疎水性物質が徐々に漏れ出し、水面を20分以上にわたって移動することを確かめた。これまでの人工材料に比べて、2倍のエネルギーを取り出せるという。

光や熱を利用して疎水性物質の放出を調整すれば、より高度な制御ができるという。

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