2019年2月17日(日)

広告、相乗効果に期待 販促サイトへ誘導

2012/10/6付
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「ダブルスクリーン視聴」が定着すれば、広告業界は二重の意味で商機の拡大が期待できる。従来型の携帯電話からスマホへの需要シフトに伴って転換期を迎えているモバイル広告のテコ入れ、広告媒体としては成熟しているテレビの媒体価値向上だ。

博報堂DYメディアパートナーズがスマホ利用者を対象に実施した調査によると「日常的にスマホを触りながら、テレビを視聴している」との回答は33%だった。「時々(ダブルスクリーン視聴を)する」との回答も合わせると、7割以上に達しており、テレビとスマホの同時接触がスマホ利用者に広がっていることがうかがえる。

博報堂DYや電通はテレビの音声などに反応するスマホのアプリを用意して、スマホを手にしている視聴者を広告主の販促サイトに誘引する販促手法を開発している。

広告主にとっては、自社がスポンサーになっている番組や自社のテレビCMを視聴している人をスマホから販促サイトに誘導できる利点は大きい。販促サイトを閲覧する消費者には占いゲームなどを提供し、新商品に関連した電子クーポンなどを配布する場合が多い。

テレビ広告を強化する効果もある。電通などの広告大手にとって、テレビ広告は最大の収益源だが、1日の生活時間全体に占めるテレビ視聴時間は短くなっている。テレビからスマホの販促サイトに誘導された消費者が新商品や新ブランドに触れて、親近感が強まる効果が生まれれば、テレビ広告の価値を向上させることが可能だ。

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