2019年2月24日(日)

さいたま新都心 開発再び 造幣局東京支局が移転方針

2012/9/26付
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造幣局は25日、東京支局(東京・豊島)をさいたま新都心(さいたま市)の三菱マテリアル総合研究所跡地に移す方針を固めたと発表した。来年3月末までに、15ヘクタール超の研究所跡地のうち約2ヘクタールを取得し支局機能を全て移す方針だ。同跡地は駅や高速道路に近い一等地ながら未開発のままだった。埼玉県も大宮警察署を移す計画で、停滞していた新都心開発が再び動き始めた。

JR池袋駅近くにある東京支局は貨幣やメダルを製造し約2億枚の製造能力がある。老朽化しているため、敷地を豊島区に売却し移転・設備更新する計画を進めていた。

約2年前から埼玉県の企業立地課などを通して用地を探していた。さいたま新都心は池袋から近く職員の負担が軽いうえ、首都高速道路のそばにあるため現金や貴金属の輸送の安全性も確保できると判断したという。2016年度の操業開始を目指す。

三菱マテの総合研究所跡地の敷地面積は15.2ヘクタール。造幣局はうち1.8~2ヘクタール程度を東京支局の移転先として取得したい考え。ほかに埼玉県も1~2ヘクタールを取得し大宮警察署を移転する方針だ。三菱マテは「研究施設として活用中の2.3ヘクタールを除く残りの敷地は売却する方向で検討している」という。

三菱マテリアルはさいたま新都心に15ヘクタール超の土地を所有する

三菱マテリアルはさいたま新都心に15ヘクタール超の土地を所有する

三菱マテは旧三菱鉱業時代の1939年からさいたま市で事業を始め、主に研究所機能を置いてきた。50~89年までは大宮工場として化学製品製造も担った。ただ2000年から始めた土壌や地下水の調査の結果、基準を上回る重金属が検出されたため、浄化工事を実施。12年3月末で工事を終え開発に動き始めた。

さいたま新都心は2000年に街開きをしたが、その後の景気低迷で多くの街区が未開発のままだった。昨年、駅西口の第2東京タワー(現・東京スカイツリー)建設候補地跡に、さいたま赤十字病院などの移転が決まったほか、今年には片倉工業が駅東口に大型商業施設を増設する計画を発表しており、新都心開発が再度動き出している。

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