福島産コシヒカリの前払い金2割上げ 需要堅調で全農

2012/9/7付
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JA全農福島(福島市)は7日、2012年産のコシヒカリ(新米)の前払い金を前年より約2割引き上げることを決めた。放射性物質問題への懸念は残るが、収穫前の契約などで需要が堅調なことから大幅の引き上げに踏み切ったもようだ。

前払い金は生産者が農協にコメを出荷するときに、農協が生産者に支払う。後から追加払いなどで調整することがある。卸向けの価格に影響するほか、農協とは別に生産者からコメを買う集荷業者が参考にするなど指標性が高い。

主要銘柄のコシヒカリは会津産が60キロ1万4200円で前年比2200円(18.3%)高い。中通り産、浜通り産は1万3400円で2400円(21.8%)上がった。

今後、卸会社への販売価格も大幅に上がりそうだ。12年産米は収穫前の事前出荷契約が昨年の4.1万トンを上回っているもよう。品質の良さが評価され、外食など業務用を中心に集荷業者も積極的に買い付けているという。

福島県は新米の全袋検査を実施するなど安全確保策を強化しており、取り扱いに前向きな卸や外食企業も多い。ただ全国的に新米は豊作が見込まれる。「コメ余りの状況になれば、福島県産の使用は後回しになる可能性が高い」(大手卸)との指摘も出ている。

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