数寄屋橋交差点の銀座TSビル、建て替えへ - 日本経済新聞
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数寄屋橋交差点の銀座TSビル、建て替えへ

東京・銀座の数寄屋橋交差点に建つ「銀座TSビル」の解体工事が9月から始まった。入居するショッピングモール「モザイク銀座阪急」などのテナントの撤退が8月末に完了したことから、ビルを所有する東急不動産が建て替えに着手した。跡地は地上11階、地下5階の商業施設になる予定。2016年1月の完成を目指す。

同ビルは1934年に建設され、その後増築された。1956年に数寄屋橋阪急が開業。2004年にモザイク銀座阪急へ衣替えしたが、半世紀以上に渡り銀座の買い物客に親しまれてきた。

東急不動産は07年、同ビルを東芝から約1600億円で取得し、建て替えを計画してきた。銀座TSビルは9階建てで、およそ半分をオフィスが占めていたが、新ビルは全体を商業施設にする方針だ。詳細な計画は未公表だが「銀座の入り口という立地を生かし、銀座の新たな魅力を発信したい」(同社)としている。

数寄屋橋交差点周辺では、07年にJR有楽町駅前に「有楽町イトシア」が開業。昨年秋には有楽町マリオンの中に「ルミネ有楽町」「阪急メンズ・トーキョー」が開業するなど、比較的若い世代をターゲットにした店舗の開業が相次いでいる。銀座TSビルの建て替えでこの地域の商業がさらに活性化しそうだ。

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