針を抜き忘れ50代女性死亡 石巻赤十字病院

2012/9/4付
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宮城県石巻市の石巻赤十字病院は4日、同病院救命救急センターで昨年8月、医師が同県の50代の女性に救命処置をした際、心臓を覆う心嚢(しんのう)に刺した針を抜き忘れ、針が心臓に刺さって女性が死亡する医療ミスがあった、と発表した。

県警石巻署は、業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査している。

同病院は「女性と遺族に申し訳ない。事故後、エックス線撮影などで(針などの)診療材料が体内に残されていないかどうかを確認するよう対策を講じた」としている。

病院によると、女性は末期の乳がんで、昨年8月13日午前8時半ごろ救急搬送された。心肺停止状態になったため蘇生処置を実施。その後、心嚢にたまった水を抜く管を取り付けるための処置として、20代の男性医師が管を導入する針を刺した際、針を抜き忘れた。

針は7~8センチで、心臓に達し、出血した血液などがたまって心臓を圧迫。女性は翌日早朝に死亡した。

別の担当医師は、針が残っていることに気付いたが、死亡診断書にはがんで死亡と記載。処置した医師本人が15日になってミスを病院に報告し、発覚した。〔共同〕

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