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次世代メモリー、東北大に最先端拠点 東京エレクトロンが寄付

東北大学に次世代半導体メモリーを研究開発する世界最先端の拠点が開設される。半導体製造装置最大手の東京エレクトロンが、東北大の青葉山新キャンパス(仙台市)に22億円を投じて研究開発棟を建設し、大学に寄付する。産学連携により省電力で高速大容量のメモリーの量産技術の確立を目指す。

研究開発棟は今月末に着工し、2013年春の完成を予定する。建物は鉄骨造り3階建てで延べ床面積は約6000平方メートル。約1900平方メートルのクリーンルームを設ける。企業が全額拠出して東北大に大型研究開発拠点を開設するのは初めて。

次世代半導体メモリーとして有力視される磁気メモリーの実用化を目指す。磁石の性質を利用することで、現在主流のDRAMに比べ記憶容量と書き込み速度がそれぞれ10倍になる。電源を切っても記憶を保持できるため、大幅な省電力が可能になる。スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末などへの利用を見込む。

東北大の遠藤哲郎教授が研究開発の中心となり、東京エレクトロンが技術者を派遣する。半導体メーカーや素材、システム関連の約10社が参加し、数十人の研究者が勤務する拠点となる。16年に試作品出荷、18年に量産開始を目指す。東北大は磁気メモリーの世界市場規模が20年に7兆円に上ると試算している。

仙台市内で記者会見した東京エレクトロンの保坂重敏常務執行役員は「半導体の技術開発は単独では難しく大学と組みたかった」と話した。東北大の遠藤教授は「新産業が創出できれば復興の希望になる」と述べた。

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