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ユズ種子の油に美白効果、メラニン生成抑制 高知大と馬路村農協

高知大学と馬路村農業協同組合(高知県馬路村)は21日、ユズの種子オイルに肌の美白効果があるとする共同研究を発表した。ユズの種子オイルをヒトの肌に塗布したところ、髪や肌を黒くするメラニンの生成を抑制する効果があることを確認した。研究結果は31日から京都市で開催される第1回国際アロマセラピー学会で発表する。

高知大学の沢村正義特任教授(食品科学)らが日本アロマ環境協会の研究助成を受け、馬路村農協や明治薬科大学などと共同研究を進めてきた。

実験では男女20人にユズ種子オイルを毎日0.5ミリリットルずつ、4週間にわたり塗布した。4週間後のメラニン量を専用の測定機で調べたところ、塗布前に比べて2割程度低下した。塗布をやめて少なくとも2週間後までメラニン量が減少した。

また化学実験ではユズ種子オイルにメラニンを合成する酵素の一つであるチロシナーゼの活性を阻害する効果があることも分かった。ユズ種子オイルによってチロシナーゼの活性度が半減したという。

ユズ種子オイルは無臭だが、香りの元となるエッセンシャルオイルを希釈するキャリアオイルとしての利用が期待される。今回の皮膚塗布実験では、一般的なキャリアオイルであるスイートアーモンドオイルにもユズ種子オイルとほぼ同じ美白効果が認められたが、チロシナーゼの活性阻害効果はユズ種子オイルの方が高かったという。

ユズ種子は、ユズ全体の重さの約9%を占めている。ユズ種子オイルには高知大医学部と馬路農協のマウスを使った共同研究でアトピー性皮膚炎の抑制効果があることが分かっている。

馬路村農協の東谷望史組合長は「アロマ市場のオイルはほとんどが外国産だが、今回の実験で高知県産のユズ種子オイルがキャリアオイルとして利用される道が開けたのではないか」と期待を寄せている。

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