2017年11月24日(金)

LIXILの4~6月、経常利益28%増

2012/8/6 23:42
保存
共有
印刷
その他

 LIXILグループが6日発表した2012年4~6月期の連結経常利益は前年同期比28%増の36億円だった。東日本大震災による影響が一巡し、ユニットバスなどの水回り製品が好調だった。営業拠点の統合などによる費用削減も利益の押し上げ要因となった。

 売上高は20%増の3261億円だった。前期は震災でユニットバスを製造する工場(茨城県)が被災。部品の一部が調達できないなどの影響も出て、シェアが一時的に低下したが、徐々に回復してきている。住宅着工の回復で、衛生陶器などの売り上げも伸びた。

 室内装飾メーカーの川島織物セルコンやイタリアの建材メーカー、ペルマスティリーザなどを子会社化したことも増収に寄与した。

 震災影響が一巡する一方、タイの洪水被害の影響は残った。同社はタイ洪水被害で住宅用サッシを生産する現地工場の操業を停止。現地の従業員を日本の茨城県などの工場に招き、国内で代替生産した。復旧後も代替生産した原価の高いサッシの在庫が残り、営業利益を46億円押し下げた。

 タイ工場は既に復旧したが物流面での追加コストの発生など第2四半期(4~9月)まで影響が残る見通しという。

 4~6月期の営業利益の増減要因を見ると、タイの洪水被害に加えて住宅用サッシの値下がりなども44億円の利益の押し下げ要因となった。ただ、売り上げ増に伴う押し上げ要因が28億円、ショールームや営業拠点、物流拠点の統合や商品統合などによる費用の削減効果が84億円に達し、営業利益は89%増の32億円と大幅増益を確保した。

 純利益は95%減の10億円だった。前年同期は事業会社統合の影響で、一時的に税金費用が少なかった反動が出た。

 13年3月期の連結売上高は14%増の1兆4700億円、経常利益は3.1倍の500億円の見通し。全体的に上振れ基調とみられるが、通期の業績予想は据え置いた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

決算の内容をより詳しく[マーケット]



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報