2019年2月18日(月)

「中部臨空都市」企業立地進む コストコが来年出店

2012/7/24付
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愛知県の「中部臨空都市」(常滑市)への企業立地がここにきて進み始めた。県は23日、会員制ディスカウントストアのコストコホールセールジャパン(川崎市)が2013年に空港対岸部に中部地方1号店を出店することが決まったと発表。ほかに商業施設や企業の研究所も進出予定で、地元は雇用やにぎわい創出の効果を期待している。

県企業庁は同日、コストコと常滑市への進出に向けた基本協定を締結した。県によると、コストコが出店を予定するのは同地区内の6ヘクタール。

店舗の運営スタッフなど300~500人の雇用が予定されているほか、周辺の飲食店などへの波及効果も見込まれるため、地元では進出に対する期待は大きい。

コストコは会員制で大容量の食料品や生活雑貨を割安な価格で販売する店舗スタイルが特徴。世界8カ国で602店舗を展開している。日本には1999年に進出し、関東や関西、九州で13店舗を営業している。

中部臨空都市は、対岸に位置する中部国際空港の開港(2005年)に向けて開発がスタート。県企業庁が03年以降、進出企業の募集を進めている。当初誘致は進まず、イオンモールが大規模商業施設の進出を決めたものの、景気低迷で当初09年としていた開業時期を延期した。

しかしイオンが昨年、14年春の開業を決定し、風向きが変わり始めた。今年12月には東京かねふくが、直売所などを併設しためんたいこの製造工場を開業する予定。ベルギーの非鉄大手ユミコアも自動車に使う触媒の研究所を設けるほか、名古屋トヨペットがマリーナを整備している。

企業庁の担当者は進出決定の背景について「イオンの開業時期が確定し、集客面で相乗効果が見込めること」を挙げる。「割高」と敬遠されていた用地の売却価格や賃料が引き下げられたことも後押ししたとみられる。

コストコの進出にあたって、県は不動産取得税の軽減、常滑市は5年間の固定資産税減免などの優遇策適用を検討している。ただちに税収増には直結しないが、大村秀章知事は「話題性があるコストコが進出を決めたことで、中部臨空都市の街づくりに弾みがつく」と歓迎した。

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