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NTTドコモ、防戦一色 iPhoneへ流出やまず

携帯電話の契約獲得競争でNTTドコモの苦戦が続いている。1~6月にドコモから他社へ乗り換えた契約者から転入を差し引いた数は58万件強。米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を販売するKDDIとソフトバンクに流出した。ソフトバンクが新周波数を獲得して7月から通信品質を改善するなど、ライバルの攻勢にドコモの防戦は続く。

電気通信事業者協会は6日、2012年1~6月の携帯電話契約数を発表した。電話番号を変えずに通信会社を乗り換えられるMNP(番号持ち運び制度)による転出入は、KDDIがスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)と光回線のセット割引などを追い風に34万7600件の転入超でトップ。ソフトバンクもアイフォーンの販売好調で24万2300件の転入超だった。一方、ドコモは58万4000件の転出超となった。

新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクが186万6800件と半期ベースで過去最高となった。KDDIは137万7100件、ドコモは77万1300件にとどまった。

携帯電話の契約者数は3年前の09年6月に約1億848万件で、このうちドコモは約5486万4100件と50%超を占めていた。12年6月末のシェアは約48%。MNPによる転出は全体で見ればわずかだが、「じりじりと顧客が奪われる現状を打開しなければならない」とドコモ幹部は危機感を募らせる。

対抗措置として2月から販促費を積み上げ、スマホの店頭価格を大幅に値下げした。他社から乗り換えると端末価格は0円もしくは新規でも1万円前後とする。今春から10年以上の契約者向けの端末割引も打ち出した。しかし「多少改善傾向にあるが解約に歯止めがかかっていない」とUBS証券の梶本浩平アナリストは言う。

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