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東北電、東新潟火力5号機を前倒し稼働

東北電力は21日、東新潟火力発電所(聖籠町)の5号機の営業運転を始めた。液化天然ガス(LNG)を燃料に使い、出力は約34万キロワットになる。夏場の電力供給が懸念される中、昨年7月から工事を進めてきた。当初は今年7月の営業運転を目指していたが、今月7日に始めた試運転が順調で営業運転を前倒しした。

同発電所は東北電の主力発電所。屋外タイプのシンプルサイクルガスタービンを採用し、起動から定格出力まで約1時間という短時間で運転できるのが売り物という。5号機の営業運転開始で、同火力発電所の全体の出力は約520万キロワットにまで高まる。5号機建設にかかった投資額は非公表としている。

同社は夏場を控えて、短期間で設置可能な電源の新設を急いできた。震災以降に新設した火力電源としては、東新潟火力発電所港3号系列、新潟火力発電所6号機に続く3機目となる。同社の青木久彦・東新潟火力発電所長は「供給力アップに向け建設を進めてきた。ただ万一トラブルが起きたら電力供給は万全と言えず、引き続き節電協力を求めたい」と話した。

同所長によると秋田火力発電所(秋田市)で22日、八戸火力発電所(青森県八戸市)で7月中に、それぞれ新たな施設が営業運転を始める計画を進めているという。

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