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装着型ロボット、医療に応用 サイバーダイン、歩行を補助

筑波大学発のベンチャー企業のサイバーダイン(茨城県つくば市)は、装着型のロボットを使って足の運動障害を治療する臨床試験(治験)を日米欧で始める。7月のスウェーデンを皮切りにドイツやベルギーで今秋にも着手。国内や米国で年内にも始める計画だ。装着型ロボットの医療応用は世界初といい、福祉や介護用に続く新市場の開拓を狙う。

これまで福祉や介護用に使っていた歩行補助ロボット「HAL」を医療用に改良した。患者が足を動かそうとしたときに体の表面に流れる微弱な電流を検知し、関節部のモーターに伝えて、思った通りに足を動かせるように補助する。

治験は事故による脊椎損傷や脳卒中の後遺症、神経性の難病などで足が思うように動かせなくなった患者を対象にする。医師の指導を受けながら使用し、足を動かす機能の回復や症状の進行を抑える効果を確かめる。

まず、スウェーデンのカロリンスカ医科大学のダンドリュー病院と組み、7月から治験を開始。ドイツ最大の労災病院グループ、ベルクマンスハイル病院とは2月から準備を進めており、9月にも治験に着手する。脊髄損傷で足を動かせなくなった患者30~40人の機能改善の試験に取り組む。6月11日には、ベルギーのルーバン・ラ・ヌーブ大学と覚書を交わした。

日本では、国立病院機構新潟病院と連携し、審査を担当する医薬品医療機器総合機構との事前相談を今月下旬にも終える見通し。新潟病院が中心に4つの病院と連携する計画だ。米国ではジョンズ・ホプキンス大学と治験の実施で基本合意。年内にも治験を手がける。

国際標準化機構(ISO)は来年にも、医療用ロボットの安全性に関する基準案をまとめる。

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