「うどん県パスポート」発行 香川県、飲食店の割引券付き
香川県は18日、同日から県内の空港や主要観光地で「うどん県パスポート」の発行を始めたと発表した。実物のパスポートサイズで、県内観光地のスタンプラリーや飲食店の割引券などがついている。県としては、県外からの観光客を中心に、周遊や滞在型観光など「うどん以外」の認知度向上につなげる狙いだ。
パスポートの有効期間は18日から2014年3月末まで。観光客の出入り口となる高松空港やJR高松駅、主要な高速道路サービスエリアなど21カ所に「入・出県審査場所」を設け、希望者に配布する。
パスポートで利用できるサービスとして、観光地でスタンプを集めると、その数に応じてオリーブ牛など特産品が当たる「周遊スタンプラリー」がある。記載されている飲食店で、パスポートを提示すると代金が割引となる「グルメクーポン」もある。
宿泊者向けには、1泊すると2泊目の宿泊料がが10%引き、2泊すると抽選で1万円分の宿泊旅行券が当たる「連泊キャンペーン」もある。
製作部数は3万部で、夏から秋にかけて7万部を追加する。事業予算は400万円。県は讃岐うどん以外の観光資源巡りに役立てばと期待する。