3都県の生協、合併へ課題浮上

2012/6/9付
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コープとうきょう(東京・中野)、さいたまコープ(さいたま市)、ちばコープ(千葉市)の3生協が来年3月の合併に向けて準備を進めるなか、課題も見えてきた。ちばコープは7日、さいたまコープは8日にそれぞれ総代会を開いたが、一部の組合員から慎重な意見も出た。合併の可否を握る組合員は消費者でもある。合併で利便性や安心・安全を確保できるのか、組合員への説得が重要になる。

さいたまコープとちばコープの総代会では、11月に合併の是非を判断する臨時総代会を開く議案を賛成多数で承認、合併へ前進した。ただ、合併実現には臨時総代会で3分の2以上の賛成が必要になる。

総代会では少数ながら合併に慎重な判断を求める声も上がった。生協の目的は営利追求ではなく生活水準の向上だ。ちばコープの総代会では組合員から「地域の意見が伝わりにくくなるのでは」といった意見が出た。さいたまコープでは「閉店が取り沙汰されている赤字店舗を合併で救えるのか」との声も聞かれた。

2008年に生協グループが輸入した中国製ギョーザに毒物が混入した事件も組合員の記憶に新しい。さいたまコープの中村憲治専務理事は「合併しても組合員が最も重視している安心・安全を守る方針は変わらない」と話す。

ちばコープも「県境周辺などで相互の店舗が利用できるようになるほか、組織としての意思決定スピード向上が見込めるなど利点は多い。引き続き(統合への)理解を深めてもらう」と話す。12日にはコープとうきょうが総代会を開く。

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