2019年9月20日(金)

効果的な節電、ポイントは?  直射日光と湿度に注意 節約アドバイザー 丸山晴美氏

2012/6/1 7:00
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 夏の節電対策の必要性が叫ばれていますが、何から手をつけていいのか正直迷っています。効果的に節電をするポイントを教えてください。(神奈川県、女性、32)

今年の夏は関西圏の家庭の場合、前年比15%以上の消費電力削減が求められるなど、全国的にも節電を考えなくてはなりません。電力会社も昼間午後1~4時の電気料金を引き上げるなどしてピーク時の電力使用量を減らそうと策を講じています。節電しないと家計にとっても痛手なので、真剣に取り組みましょう。

夏の昼間に家庭で最も消費電力が大きいのはエアコン。家庭内の電力使用量の50%を超えます。冷蔵庫、照明機器、テレビと続き、これだけで全体の8割を超えるのです。

まず、エアコンは使用年数が15年など、古い製品なら買い替えをお勧めします。特定非営利活動法人(NPO法人)のサイトなどで新旧機器の省エネ効果を比較計算できますから、ぜひ、調べてみましょう。

家には窓など開いた所から熱が入るので、できれば窓の外によしずや植物などの「グリーンカーテン」を設置して直接日が当たるのを防ぎます。通常はエアコンの設定温度を28度にして自動運転させますが、「弱冷房除湿」という機能があれば、これを使って湿気を取り除くのも一手。湿度が15%下がると体感温度が1度下がるといわれます。

もう一段節電をするなら、電力使用ピーク時にエアコンのスイッチを切り、ペットボトルに8割ほど水を入れて凍らせた氷柱に扇風機の風を当てて冷風をつくり出す方法もあります。

冷蔵庫にも直射日光が当たらないように注意し、できるだけ扉の開け閉めと開放時間を減らします。麦茶は保冷ボトルに氷を入れて食卓に出しておくほか、買い物のレシートを冷蔵庫の扉に張り、中に何がいくつ入っているか食材管理を庫外からできるようにします。照明機器も使わない電球は外し、使用頻度が高いものは発光ダイオード(LED)タイプの電球に交換するとよいでしょう。

千葉県浦安市など、分電盤に付けて使用電力を測る「省エネナビ」などの機器を貸し出す自治体もあります。数が少ないのですが、こうした機器で実際に測ってみると、電気使用量の多い時間帯や生活パターンを改めて知ることができ、より節電意識が高まるかもしれません。

丸山晴美(まるやま・はるみ)
節約アドバイザー。新潟県生まれ。旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー、調理師、ジュニア食育マイスターなどの資格を持つ。「節約生活を明るく楽しく賢くバランス良く」をモットーに身の回りの節約術や、食費の節約、ライフプランを見据えたお金の管理運用をテーマにテレビやラジオ、雑誌等で活動中。 近著「ちゃっかりしっかり節約術」(マガジンハウス)(6月14日発売予定)「節約の作法」(ソフトバンククリエイティブ)など。
公式HP(http://www.maruyama-harumi.com) 携帯サイト「丸山晴美の楽トク☆100万マネーなび」

[日本経済新聞朝刊 2012年5月30日付]

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