2019年1月18日(金)

民事再生中の奥道後国際観光、愛知の海栄館が支援

2012/5/17付
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松山市の「ホテル奥道後」の運営会社で、民事再生手続き中の奥道後国際観光(松山市、一色誠社長)は17日に開いた取締役会で、愛知県の旅館運営会社、海栄館(愛知県南知多町、渡辺幸一社長)の支援を受けることを決定した。海栄館がスポンサー企業として奥道後国際観光に出資、役員も送り込む。今月中に再建策をまとめた再生計画を松山地裁に提出する。

海栄館は中部・北陸地域などで12軒の旅館・ホテルを経営。このうち8軒は経営不振の旅館を買収して再建を進めており、今年2月には民事再生手続き中の愛媛県今治市のホテル「ホテルアジュール」の運営会社、ナウシス(今治市)を子会社化した。

海栄館の奥道後国際観光への出資額は今後詰めるが、数億円とみられる。ホテル奥道後の営業や約100人の従業員の雇用は維持する。今秋に開く予定の債権者集会で同意が得られれば再生計画がスタートする。

海栄館はホテル奥道後が松山市でも最大級の規模で知名度の高いことから、スポンサー企業に名乗りを上げた。今後、接客などホテル運営のノウハウを向上させ、外国人観光客も積極的に受け入れたいとしている。

ホテル奥道後は1963年に開業した奥道後温泉の大型ホテル。03年から奥道後国際観光が経営していたが、景気低迷で宿泊者が減り、東日本大震災で外国人客も大幅に落ち込んだ。今年1月に約10億円の負債を抱えて松山地裁に民事再生法の適用を申請した。

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