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ユズ種子オイルにアトピー抑制効果、高知大・馬路村農協が研究

高知大学医学部と馬路村農業協同組合(高知県馬路村、東谷望史組合長)は10日、ユズの種子オイルがアトピー性皮膚炎に効果があるとする共同研究を発表した。ユズ種子オイルをアトピー性皮膚炎のマウスに塗布したところ、かゆみの原因となるヒスタミン量が抑制された。研究成果は12日から大阪で開催される日本アレルギー学会で発表する。

同村特産のユズを使用した加工食品を製造する馬路村農協と高知大学が2009年に共同研究契約を締結。

溝渕俊二教授の研究グループが、同農協が製造するユズの種子オイルの効能の研究に取り組んできた。

実験ではダニでアトピー性皮膚炎を発症させたマウスを使い、ユズ種子オイルとオリーブオイルを塗布して比較。精製したユズ種子オイルを塗布したマウスはアトピー性皮膚炎の所見はほとんど認められなかった。

マウスの皮膚の出血、ただれ、浮腫などの症状をスコア化(点数が多いほど症状がある)したところ、オリーブは6点、未精製のユズ種子オイルは3.6点、精製したユズ種子オイルは2.8点で、オリーブオイルよりも効果があった。

また、マウスの耳介(耳たぶ)の中のヒスタミン量を調べたところ、精製したユズ種子オイルを塗布したマウスのヒスタミン量は、オリーブオイルを塗布したマウスの約5分の1だった。

溝渕教授は「ユズ種子オイルがアトピー性皮膚炎の症状に効果があるのは認められるが、具体的にどの成分が効いているのかの解明はこれからになる」と説明している。

高知大と馬路村農協は昨年10月、共同でユズ種子オイルの抗アレルギー材の特許を出願した。馬路村の東谷組合長は「1つのユズの中には重さで10%の種が含まれている。ユズの生産量日本一の高知県で種を集めれば、相当な量になる。研究が進めば高知県の大きな産業になる可能性がある」と話している。

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