2018年7月16日(月)

複数の竜巻同時発生か つくば市の被害、長さ15メートル

2012/5/8付
保存
共有
印刷
その他

 茨城県つくば市や栃木県真岡市の突風被害で、気象庁は7日、両市で別の竜巻が相次いで発生した可能性が高いとの見方を明らかにした。このうちつくば市については、竜巻の強さを示す「藤田スケール」の6段階で上から4番目の「F2」(7秒間の平均風速が毎秒50~69メートル)と推定。被害範囲は幅約500メートル、長さ約15キロメートルに及ぶと発表した。

 関東地方を6日に襲った竜巻などの突風被害は、7日夜までに茨城、栃木、群馬の3県で、死者1人、けが人54人、家屋損壊は2千棟を超えた。

 気象庁によると、藤田スケールは1971年に藤田哲也シカゴ大教授が考案した指標。家が跡形もなく吹き飛ばされるF5から、テレビのアンテナが倒れるF0まで6段階ある。国内ではこれまでF4以上の竜巻は観測されていない。

 気象庁はつくば市の竜巻について、屋根がすべて飛散した住宅が複数あったことなどの被害状況を分析。その結果、「住宅の屋根がはぎ取られ、弱い建物が倒壊する」というF2に該当すると判断した。

 レーダーの解析結果によると、竜巻を起こした積乱雲の高度は標準より約5キロメートル高い15キロメートルと推定。2006年9月に死者9人を出した北海道佐呂間町の竜巻を発生させた積乱雲より高く、上昇気流も強かった可能性があるという。

 また、真岡市は複数の住宅で屋根瓦が飛んだり、窓ガラスが割れたりした被害状況から、5番目の「F1」(10秒間の平均風速が毎秒33~49メートル)と判断した。被害範囲は幅260~300メートル。長さは不明確という。

 気象庁は「今後の調査によっては、それぞれスケールを引き上げることもありうる」と話している。

 このほか、茨城県筑西市、常陸大宮市、栃木県益子町、茂木町でも突風被害が発生しており、気象庁は8日も引き続き現地調査を行う。

保存
共有
印刷
その他


[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報