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三菱電機の12年3月期、純利益1120億円 自動車機器など堅調

三菱電機が27日発表した2012年3月期連結決算米国会計基準)は純利益が前の期比10%減の1120億円だった。電力設備や自動車機器が堅調で、今年2月時点の予想を120億円上回った。法人税率改正に伴う繰り延べ税金資産の取り崩しが320億円の減益要因となっており、この影響を除けば2ケタ増益だった計算になる。防衛省への過大請求問題で生じる損失は合理的に見積もれないとして、13年3月期以降に計上する。

売上高は微減の3兆6394億円だった。エコポイント制度の終了に伴う液晶テレビの販売減などで「家庭電器」部門が減収となったが、自動車用機器やファクトリーオートメーション(FA)機器の「産業メカトロニクス」部門などが堅調だった。

営業利益は4%減の2254億円。電力設備などの「重電システム」部門の営業利益が前の期比2%増の849億円となったほか、産業メカトロニクス部門も増益を確保。家電の不振を補った。

繰り延べ税金資産取り崩しの影響もあったが、持ち分法適用会社のルネサスエレクトロニクスの損益改善などで、小幅減益にとどまった。

三菱電機は防衛省向けのミサイルや人工衛星などの開発で費用を過大請求していたことが今年1月に発覚し、現在は指名停止処分を受けている。返納金を損失計上する必要があるが、問題収束のメドは立っていない。

13年3月期の連結売上高は前期比3%増の3兆7400億円、純利益は7%増の1200億円になる見通しを示した。「指名停止の影響を織り込んでいるものの、返納金は見積もっていない」(吉松裕規常務執行役)という。会社側は配当見通しは開示しなかったが、年間10~12円の配当を実施するとみられる。

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