ナカシマプロペラ、シンガポールに販社 東南アの拠点

2012/4/18付
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船舶用プロペラ大手のナカシマプロペラ(岡山市、中島基善社長)はシンガポールに販売子会社を新設する。需要が伸びている東南アジア地域の営業拠点と位置づけ、同地域でのマーケティングや受注などを担う。海外での営業体制を強化するとともに、外貨での決済を増やして為替リスクを低減する狙い。

新設する販売子会社は100%出資の「ナカシマ アジア パシフィック」。昨年12月に現地で設立登記しており、6月にも本格運用を始める。本社から派遣する日本人トップを含め約10人の人員体制を予定。島国が多い東南アジアではレジャーボートや漁船など小型の船舶プロペラの潜在需要が強いといい、現地拠点として直径3メートル程度までの船舶プロペラの受注業務などを担う。

また為替市場では一時期の超円高水準は脱したものの、依然として円高基調が続く。現地での決済通貨は主に米ドル、ユーロ、シンガポールドルの3通貨で、日本円を介さず外貨交換できるため、為替変動のリスクを軽減できるという。

船舶用プロペラは中国など新興国の競合メーカーの追い上げが激しい。近年、国内造船会社向けの需要が伸び悩み、同社の海外売上高比率は2012年11月期には約6割に達する見通し。「円高の影響もあり、国際競争力を高めないとアジアの競合他社に対抗できない」(中島社長)状況だけに、海外での営業体制強化や受注体制の効率化が急務となっていた。

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