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カゴメ純利益70%増 「トマト特需」で3月期

カゴメは12日、2012年3月期の連結純利益が前の期比70%増の42億円になったと発表した。従来予想を9億円上回る。2月に「トマトに含まれる成分がメタボリック症候群対策に期待できる」との研究が発表されたのをきっかけに、ジュースなど主力のトマト関連製品の需要が急増した。

年間配当は従来予想から3円増やし、18円(前の期は15円)とする。

東日本大震災の影響で一部製品の生産を中止していたことが響き、売上高は1800億円と前の期比微減だったが、期末の"トマト特需"で予想を20億円上回った。

需要増の引き金となったのは2月10日に発表された京都大学とキッコーマン傘下の日本デルモンテ(東京・港)による研究。肥満のマウスに対しトマトに含まれる成分を与えると、血中の中性脂肪の量が減少した。

研究はそのまま人にあてはまるものではないようだがトマト関連製品を買い求める人が相次ぎ、スーパーの店頭では一時品薄状態に。カゴメをはじめ、伊藤園、キッコーマンでも、2~3月のトマトジュースの売り上げが前年同期の2~3倍に急増したという。

カゴメは自社の研究所で独自品種を保有するなどトマトに注力しており、売上高の5割を関連製品が占める。主力のジュースのほか、ケチャップなどの調味料、加工食品を業務用や一般家庭向けで販売しており、2月以降はいずれも好調。工場は休日を返上し、24時間態勢で増産中だ。

売上高の1割を野菜飲料が占める伊藤園は、11年5月~12年3月の同分野の売上高が前年同期の7.8%増となった。株式市場ではこのほかトマトの売り上げが4割を占める種苗製造のベルグアースも注目されているが、「今のところ商品に目立った動きはない」(同社)という。

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